株式会社フジ
広島県広島市
調査社員数名
調査日数日
- 調査日
- 更新日
- 2024.11.25
社員インタビューで分かるリアルな評判・口コミ
株式会社フジって“こんな会社”
「地元に、新しいつながりを。」
創業以来、常に大切にしてきた「地域」と「人」と「くらし」。商品を買う以上の新しい体験で、中国・四国・兵庫、地元みんなのつながりを進化させ、ヒト、モノ、コトの“かなめ”として、地域社会の発展と人々の豊かで幸せな暮らしづくりに貢献できる企業を目指しています。
株式会社フジの基本情報
拠点数 | 514店舗(中国・四国・兵庫エリア)(2024年3月時点) |
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設立日 | 1967年9月12日(新会社設立:2024年3月1日) |
代表者名 | 山口 普 |
社員数 | 48,817名(2024年3月時点)(パートナー・アルバイト含む) |
上場/非上場 | 東証プライム(証券コード8278) |
株式会社フジの基本データ
- 平均残業時間
- 11.7時間
- 有給休暇
平均取得日数 - 11.0日
- 平均年齢
- 42.4歳
- 平均年収
- 非公開
- 男女比
- 7:3
- 平均勤続年数
- 18.3年
- 離職率
- 12.1%
- 年間休日数
- 116日
- 管理職の女性比率
- 10.7%
- 産休・育休取得率
- 97.6%
株式会社フジのピックアップデータ
※実査調査先:株式会社フジ(新卒6年目以下の現職社員)
株式会社フジのPhotoGallery
実際の社員に聞いた!
株式会社フジのリアルな声
これから、株式会社フジの魅力と実際の職場環境を、新卒から6年目までの社員さんへのインタビューを通じて探っていきます。
■インタビューに協力をしてくれた株式会社フジの社員さん
-
伊藤 なつみ
F宇和店
農産担当就活の軸
笑顔の活きる仕事
-
西岡 雪乃
ザ・ビッグ北島店
畜産担当就活の軸
身近にある畜産関係
-
島田 幹也
マルナカ土居店
デリカ主任就活の軸
若手でも活躍できる環境
-
吉田 采音
フジ南久米店
デイリー主任就活の軸
なるべく地元に近い小売業
ピックアップデータについて
御社の福利厚生は充実しているとの声がアンケートで上がっていました。実際、福利厚生を利用されていますか。
イオングループやフジの社員割引、ポイント加算が嬉しいですね。統合によって使えるお店も増えて、割引が使えたりポイントが5倍もらえたりするので食生活はもちろん、日々の暮らしに役立てています。
福利厚生は充実していると思います。私は転勤の回数が多い方で、引越しの費用や家賃の補助などを受けられてありがたいです。不動産の紹介もしてもらえるんですよ。
半年に1回5連休が取れたり、残業が多くならないような管理制度が整っていたりと、自分の時間も大切にして働けます。
アンケートでは、若手の挑戦できる環境や成長させる環境が整っていることが高評価となっています。仕事をしている環境について教えてください。
研修は手厚いと思います。新入社員の研修だけではなく、年次研修やグループごとの研修もあります。座学で教えていただいた知識を日頃の業務で実践することで、大変役立っていますし、教わった知識が自分のものになっていく実感があります。
挑戦を後押ししてくれたと思えたエピソードがあります。作業方法について改善策を考えましたが、慣れた方法を変えてしまうのもどうか、と提案を躊躇していた時がありました。研修講師にアドバイスをいただき、社内資料を活用したらうまく提案できて、結果として作業効率を上げられました。自分の意見に対して「まずはやってみないと!」と背中を押してもらえたことが嬉しかったです。
社内のキャリアパスがわかりやすく明示されているので、今、自分は何を頑張って身につけたら次のステップに進めるかが常にわかっています。先輩たちもそれをわかってくれていて、教えてくれたり応援したりしてくれるのでより一層頑張ろうと思います。
基礎をしっかり教えていただけるので、他のグループに異動になっても戸惑いなく仕事ができます。若手でも売場管理を任されて、先輩に教えてもらいながら実践し、学べる環境です。
2024年3月に合併統合して、株式会社フジは新たなスタートを切りました。社内にはさまざまな屋号の出身者が働いていらっしゃいますが、社内はどのような雰囲気ですか。
同期で話している時などに、屋号ごとで雰囲気が違うんだな、と感じます。あと異動すると、別の屋号出身の社員さんとの出会いが多くなるので、いろんな文化や雰囲気に刺激を受けますね。異動でいろんな雰囲気を知るのは楽しみになっています。
惣菜の作り方や並べ方、屋号によって微妙な違いがあるようですね。自分では気づかなかった視点を教えてもらうことも多いですし、さまざまな会社DNAが相乗効果を発揮して、売場の価値を最大化できている気がします。
会社の雰囲気は和気あいあいとしています。パートナーさんやアルバイトさんも含めると年齢層が幅広いので、それだけでいろいろな刺激もありますし、異なる意見や価値観を知れて面白いです。
経営陣について
経営陣はどのような方たちですか。
入社前は上層部の人は店舗にいないと思っていたんですけど、実際は頻繁に巡回されていました。本部から離れた店舗にも部長クラスの人が来られて、アドバイスしていただいたりします。
熱意あふれる人が多いです。未来重視のマインドがあると言うのでしょうか。「なぜ?」よりも「これからどうするの?」と問いかけられます。
私はこれまでで3回、直属の上司が変わりましたが、みなさんとても親切にしてくださいます。仕事に熱意を持っていらっしゃるなぁと感じます。例えば値札シールの貼り方のような、小さなことと思ってしまうものにも、こだわりがあるのも熱意の表れかと思います。
地元への想いが強くて、中四国・兵庫エリアにおける小売業の将来を見据えている人たちだと感じます。
「地元に、新しいつながりを。」
株式会社フジの地元である、中四国・兵庫エリアは少子高齢化や人口減少が激しいエリアの一つ。その一方で、食文化や地域文化が豊かな土地でもあります。その地域で育った人が数多く働く企業だからこそ、地域課題を会社の課題と捉え、従業員が一丸となって地元のお客さまに支持される店舗づくりを目指しています。
成長環境について
入社してからどのような成長を感じていますか。
研修は新入社員研修後も毎年あります。畜産グループだけの研修もありますね。肉の種類や部位などの知識や購買傾向に地域特性があることなどを座学で教わったことで、日々の業務への理解が深まりました。
年に1回の社内登用試験(資格等級制度:筆記・面接)は着実に合格できているので、成長できていると思います。昇級も早い方で、次のステップは管理職になります。統合によってさまざまな屋号出身の社員が一緒に仕事をするようになり、自分とは違う視点や考え方を新しく教えてもらって、勉強になります。
年次が若い頃から売場管理を任され、OJTで学んでいきました。小さな店舗ではすぐに人時管理も担当できるようになるかと思いますが、大きな店舗に配属されると、さまざまな先輩たちから学ぶ期間が長くなり、勉強になります。
日々の業務でやりがいを感じる時を教えてください。
私の仕事は大きな肉の塊から、トンカツ用や生姜焼き用など用途に合わせてカットしていく仕事です。自分で切った商品が店頭に並んで、それをお客さまが手に取ってくれた瞬間は嬉しいです。作業している場所から買いに来てくださるお客さまの姿が見えるので、日々やりがいを感じます。
売上が上がることはもちろんですが、お客さまから「品揃えが良いね」などと声をいただくこともやりがいにつながります。また教育する立場にもあるので、パートナーさん達のできる仕事が増えている様子を見ると達成感を感じますね。
今、担当しているグループは、お客さまがお店に入ったら、すぐに目に止まる売場なんです。この売場には、果物などの陳列でお客さまに季節を感じてもらう役割があるので、主任と一緒に演出を工夫しています。陳列の方法や順序でお客さまへの印象はガラッと変わるので、難しくもあり、楽しくもあり、やりがいを感じるところです。
自分が計画した売場設計で売上が上がると嬉しいです。以前、ある特定の商品の販売数を地区内の店舗で競うコンテストがあって、売場設計を工夫したら中ほどだった地区内順位がトップ3にまで上がったことがありました。大きなやりがいを感じた経験でした。
従業員の「ワクワク」
株式会社フジは、『お客さまと従業員の圧倒的な安心とワクワクの実現』をビジョンに掲げています。小売業従事者としての姿勢を段階的に学びながら、さまざまな現場で経験を積み、自分が目指すキャリアを実現できる制度が整っています。お客さまとのコミュニケーションが多くの従業員のモチベーション向上につながっています。
企業文化について
会社の文化や雰囲気について教えてください。
お店ごとにみんなで一丸となって頑張っている雰囲気はとても感じます。一人ひとりがお客さまに喜んでもらえるように頑張っていますね。いろいろな会社の文化や特色が混ざり合っている雰囲気です。
小売業に必要な土台はしっかり研修やOJTなどで勉強させてもらえて、そこからどう伸びるかは自分次第、という環境だと感じています。一緒に働く人たちは年齢層も幅広く、さまざまな屋号出身者がいるので、たくさん学ぶことができますね。
「地元に根付いている」という安心感がありますね。小さい頃から買い物といえばフジ、が当たり前の生活をしてきましたが、働いていてもやはり地元密着の安心感を感じます。
一緒に働く人たちは高校生から70代までさまざまですが、共通していることは自分の担当業務に責任を持って働いていることですね。私が入社するはるか前からのフジを知っている人たちもいて、売場に関することから一緒に仕事をするメンバーとの人間関係構築のコツまで、たくさんのことを学ばせてもらっています。
「新生フジ」の誕生
2024年3月統合新会社「株式会社フジ」が誕生。統合前の会社で醸成された、それぞれの企業文化や風土の違いを率直に受け入れ、互いに尊重する新たな企業風土が生まれました。歴史ある文化や風土をリスペクトしつつ、新たな挑戦を繰り返し、「フジがあってよかった」と思われる、地域の豊かな暮らしづくりに貢献する企業を目指します。
働きやすさについて
働きやすさを感じている部分を教えてください。
シフトによって平日の休みや半日仕事の時などもあるので、自分の時間を作りやすいです。
年に2回5連休を取る制度は魅力に感じる社員さんもいると思うんですけど、小さな店舗では休んでいる人の代わりとなる人員確保に苦労するので、人時管理をしている立場としてはあまり魅力的ではないです。
上司や部下、一緒に働いている人みんなで協力しながら働く雰囲気で、とても働きやすいです。店全体に「頑張ろう」という雰囲気があります。
人と人との「つながり」
株式会社フジが目指す店舗は、単に商品を売り買いする場所ではありません。お客さま同士、お客さまと社員など、人と人とがつながって、新たなコミュニケーションが生まれる、あたたかい場所を目指しています。従業員同士の活発なコミュニケーションが、そのあたたかい雰囲気を生み出しています。
先輩たちからのアドバイス
入社前に知っておいた方が良いと感じたことを教えてください。
学生のうちは遊びまくっておくと良いと思います(笑)。入社してから、もちろんお休みもありますし、連休もありますが、やはり学生のうちの方が自由度はありますから。学生の頃の遊びで、いろんな経験を積んでおくと良いと思います。
自分はアルバイトの経験がこの仕事を選ぶきっかけにもなっているので、学生の頃はいろいろなアルバイトで社会経験を積んでおくと良いと思います。また高齢化社会でどうしても自分より年上の人と働くことが多いので、親世代や祖父母世代の人との関係性を構築できる方法も学んでおけると良いと感じます。
小売の仕事は、お客さまに笑顔で対応して商品を売る、というイメージがあったのですが、実際は商品搬入などで体力も使います。さらに数値管理や人時管理でPCを使った業務もあるので、Excelを中心にPC操作ができるようにしておくと役立つと思います。
コミュニケーションが大切な仕事なので、やはりコミュニケーション力が必要だと思います。ただ仲良くなれば良い、ということではなくて、チームとして協力するために必要なコミュニケーションが大切ですね。
人事に突撃インタビュー!就活生が知っておいた方が良いこと
人事評価について教えてください。
2024年3月の統合によって、人事評価については新しい評価制度が始まったところです。とは言っても、小売業で求められる姿勢は共通しているので、統合前と大きく異なる評価にはなりません。
弊社の人事制度は「職能資格制度」と「役割資格制度」の2階建ての制度で成り立っています。
「職能資格」とは、個々の保有する社内資格をあげていくことでつける職位が拡がっていく制度で、「役割資格制度」とは、ある一定の社内資格があがったあと、任命された役割に応じた資格を付与する制度です。
つまり、まずは社内資格をあげていくことでいろいろな経験の幅を身に着けていただきますが、一定まで社内資格があがったあとは、任命された役職に応じた資格を付与されるイメージになります。
評価制度は「本人が持っている資格」と「役職や担当分野」の組み合わせで評価しますので、個々の持っているものや行っている業務により、個別に評価を行うことでより公平で公正な評価を目指しています。
残業や休日出勤について教えてください。
地元である中四国・兵庫エリアは帰省するお客さまが多いエリアなので、GW、お盆、年末年始が主な繁忙期になります。グループによっては、母の日やハロウィンなど他の繁忙期もあります。これらの繁忙期には残業が多少発生しますが、平均すると2日に1回、1時間程度の残業、のイメージです。小売業なので、週末や祝日に出勤するシフトが多いですが、設定した公休に休日出勤することは原則ないので、安心してください。
配属はどのように決まりますか。
弊社は10県に500以上の店舗がありますが、新卒採用(高卒・中途の一部を除く、大学卒・大学院卒・専門学校卒・既卒・第2新卒)は基本的に転居・転勤可能を前提としています。入社後の研修の段階でいろいろなグループを体験してもらって、配属の希望を取りますが、最終的には人事の方で配属を決定します。アレルギーの有無や本人希望のほか、さまざまな観点から最も成長が見込める店舗を割り出しています。
その後の転勤に関しては、平均すると2〜3年に1度の頻度で発生します。
株式会社フジの現状の課題を教えてください。
2024年3月に「新生フジ」としてスタートしたばかりで、まさに今から新しい企業風土や歴史を作っていく段階です。これまで、それぞれの企業で培ってきた理念や企業風土をリスペクトし、率直にお互いを受け入れて新しい風を作り出していくことが今の課題と言えます。またどういう企業風土になるのか、どんな歴史を作っていくのかは社員共通のやりがいでもあります。
株式会社フジのキャリアアップ例
株式会社フジの社員の1日
株式会社フジの採用フロー
選考フロー(新入社員の場合)
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会社説明会 →希望者のみ選考へ
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グループディスカッション・適性検査(1) 少人数の場合は座談会と適性検査
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エントリーシート提出
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2次選考(個別面接)
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適性検査(2)
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最終選考(役員面接)
面接が2回、個別面接と役員面接があります。個別面接ではどのような内容を聞かれるのでしょうか。
説明会に始まり、適性検査、そして個別面接と、ここまでの段階は「学生さんを知るための時間」です。2種類の適性検査で大まかな適性を図って、多様なお客さまに対応できるか、協力体制が取れるかなどを見ています。
個別面接は堅苦しい面接ではなく、エントリーシートを題材に、自然な会話ができるようにしています。肩の力を抜いて、自然に言葉を交わすことで、我々がありのままの学生さんの姿勢や考え方を知るだけでなく、学生さんにも我々のありのままの姿勢を感じて欲しいと思っています。
最終面接は役員面接ですね。個別面接との違いはどのような点でしょうか?
役員面接は、個別面接までで知り得た「学生さんのこれまで」をベースに、将来をイメージした内容になります。学生さんが描いている将来像を実現できる環境が弊社にあるのかどうか、逆に、弊社で将来、活躍できる人材であるかどうか。「一緒に働くイメージ」を共有できることが大切だと考えています。
どのような人が活躍していますか?
弊社には多様なグループ・部署があり、役割も多岐に渡りますので、どんな強みや弱みがあっても活躍できるステージを準備できる会社といえます。 強いて言うならば、コミュニケーション能力の高い人は自分の目指すゴールに効率よく到着できるのではないでしょうか。ここで言う『コミュニケーション能力』というのは、俗にいう『人とすぐに仲良くなれる能力』も確かにそうですが、それに加えて『人の話を正確に理解し、情報や意思を的確に伝達できる能力』のことです。高いコミュニケーション能力があれば、上下関係や横の関係の意思疎通がスムーズになるので、チームで働く弊社において、活躍できる人材になるでしょう。
御社への入社を希望する就活生にアドバイスはありませんか?
採用されるコツですか?(笑)エントリーシートがポイントですね。個性的なエントリーシートは大歓迎です。きれいな、まとまりのある文章でなくても良いんです。エントリーシートを読んで「もっと話が聞いてみたい」「これは聞いてみないとわからない」と思えるようなエントリーシートが魅力的ですね。 個別面接ではエントリーシートの内容をもとに話しますので、エントリーシートにたくさん「話題」を撒き散らしておいて欲しいです。
編集後記
調査してわかった株式会社フジがおすすめできる人
- 人とのつながりを大切にする人
- 驚きや感動を共有したい人
- 中四国・兵庫エリアの魅力を発信したい人
2024年3月統合新会社「株式会社フジ」は新しいスタートを切りました。「地元に、新しいつながりを。」をスローガンに掲げ、中四国・兵庫エリアに展開するスーパーリージョナルリテイラーとして、もっとも地域に貢献する企業を目指しています。
統合によって社内にはさまざまな企業風土が存在。それぞれの企業風土を互いにリスペクトし、受け入れることで新しい企業風土、企業文化が生まれ始めています。
食文化や地域文化が豊かな中国・四国・兵庫エリアのくらしづくりにさらに貢献するため、全従業員がお客さまと共に歩み、挑戦し続けます。
今回の取材では、社員さん達が日々やりがいを実感しながら、挑戦し続ける姿勢が感じられました。中四国・兵庫エリアでお客さまと一緒にワクワクを楽しみたい人はチェックしてみてください。
みんなのキャリア編集部