営業職はきつい?向いてない人の特徴・仕事内容・応募前に確認すべきことを解説
最終更新日
2026.06.26
公開日
2026.02.18

営業職はきつい?向いてない人の特徴・仕事内容・応募前に確認すべきことを解説


「営業職に興味はあるけど、きついと聞いて不安」「自分に向いているのかわからない」と感じていませんか。
営業職は大変な面もありますが、仕事内容や企業によって働き方は大きく変わります。

この記事では、営業職がきついと言われる理由や向き不向き、就活で確認したいポイントを解説します。詳しく見ていきましょう。

営業職はきついと言われる理由

営業職は、就活生から「成長できそう」と見られる一方で、「ノルマが大変そう」「断られるのがつらそう」と不安を持たれやすい職種です。まずは、なぜ営業職がきついと言われやすいのかを整理してみましょう。

営業職がきついと言われやすい主な理由

営業職がきついと言われる理由として多いのは、目標数字へのプレッシャーです。
営業職では、個人やチームごとに売上・契約件数などの目標が設定されることがあります。
目標があることで頑張りやすい人もいますが、数字を追い続けることに負担を感じる人もいます。

また、断られる場面があることも理由のひとつです。
どれだけ丁寧に準備しても、すべての提案が通るわけではありません。お客様の予算やタイミング、社内事情によって断られることもあります。

新卒で営業職を選ぶときの注意点

新卒で営業職を選ぶときは、「営業」という職種名だけで判断しないことが大切です。
同じ営業でも、扱う商品、お客様、営業の進め方、研修体制によって、1年目の働き方は大きく変わります。

説明会や面接では、「新卒1年目はどんな業務から始まりますか」「先輩社員に同行する期間はありますか」「個人目標とチーム目標のどちらが中心ですか」など、具体的に聞いてみましょう。

入社後の働き方を事前に知っておくことで、ミスマッチを減らしやすくなります。

営業職とは?仕事内容をわかりやすく解説

営業職は、ただ商品を売る仕事ではありません。
お客様の課題を聞き、自社の商品やサービスを通じて解決策を提案する仕事です。

営業職の主な仕事内容

営業職の役割は、自社の商品やサービスを必要としているお客様に届け、課題解決をサポートすることです。
具体的には、お客様について調べる、商談の約束を取る、悩みや要望を聞く、商品やサービスを提案する、契約手続きを進める、導入後にフォローする、といった仕事があります。

営業というと「話す力」が注目されがちですが、実際には「聞く力」も大切です。
お客様が何に困っているのか、どんな状態を目指しているのかを聞き出せなければ、相手に合った提案はできません。

営業職の主な種類

営業職には、いくつかの種類があります。
代表的なのは、「新規営業」「ルート営業」「法人営業」「個人営業」です。

新規営業

まだ取引のないお客様にアプローチし、ゼロから関係を作っていく営業です。 行動量や切り替える力が求められやすい一方で、自分の力で新しい契約を生み出す達成感があります。

ルート営業

すでに取引のあるお客様を定期的に訪問し、関係を深めていく営業です。 追加提案や困りごとの確認など、長く付き合う中で信頼関係を築いていきます。

法人営業

企業や団体を相手にする営業です。 担当者との商談だけでなく、会社全体の課題に合わせた提案を行うこともあります。

個人営業

一般のお客様を相手にする営業です。 生活や将来の悩みに寄り添いながら、一人ひとりに合った商品やサービスを提案します。

新卒・若手が最初に任されやすい仕事

新卒や若手の段階では、いきなり大きな商談を一人で任されることは多くありません。
多くの会社では、段階を踏みながら営業の基本を身につけていきます。

最初は、電話やメールで商談の約束を取る業務、先輩社員の商談への同行、議事録の作成、提案資料の準備などから始まるケースがあります。ルート営業の場合は、先輩が担当している既存のお客様への訪問に同行し、少しずつ引き継いでいくこともあります。


※テレアポ:電話でお客様に連絡し、面会や商談の約束を取る業務。

営業職に向いている人の特徴

ここからは、営業職に向いている人の特徴を見ていきます。

人と関わることが好きな人

営業職は、お客様や社内メンバーと関わる時間が多い仕事です。
そのため、人と話すことや、相手の話を聞くことに強い苦手意識がない人は、営業職と相性が良い傾向があります。

小さな改善をコツコツ続けられる人

営業職では、毎回の商談や提案を振り返り、少しずつ改善していく姿勢が成果につながります。
話す順番を変える、資料の見せ方を工夫する、お客様への質問を変えるなど、小さな改善の積み重ねが大切です。
最初のうちは、うまくいかないこともあります。大切なのは、失敗をそのままにせず、「次はどうすればよいか」と考えられることです。

お客様に感謝されることにやりがいを感じる人

営業職の魅力のひとつは、お客様から直接感謝される場面があることです。
自分の提案によって、お客様の困りごとが解決したり、業務が楽になったりすることがあります。

営業職に向いていない人の特徴

営業職には向いている人がいる一方で、ミスマッチが起きやすい人もいます。
ここでは、「絶対に営業職は無理」という意味ではなく、注意しておきたいポイントとして紹介します。

人と関わることが極端に苦手な人

営業職は、社内外を問わず人とのやりとりが多い仕事です。
お客様と話すだけでなく、上司や先輩、商品を担当する部署、事務担当など、さまざまな人と連携します。

自分のペースだけで仕事を進めたい人

営業職は、お客様の都合に合わせて動く場面が多い仕事です。急な日程変更や問い合わせ、追加の確認が入ることもあります。
そのため、自分のペースで黙々と作業したい人や、予定外の対応に強いストレスを感じる人は、営業職を大変に感じやすいかもしれません。

向いていないと感じたときの考え方

自己分析をしていて「自分は営業に向いていないかも」と感じても、すぐに選択肢から外す必要はありません。
営業職の中にも、新規営業、ルート営業、法人営業、個人営業、インサイドセールスなど、さまざまな種類があります。

苦手意識がある場合は、「人と話すことが苦手なのか」「数字を追うことが苦手なのか」「予定変更が苦手なのか」と要素に分けて考えてみましょう。合わない理由がはっきりすると、自分に合う営業スタイルや別の職種も見つけやすくなります。

営業職で身につくスキル

営業職は、ビジネスの基本が身につきやすい職種とも言われます。
ここでは、新卒で営業職を経験することで身につく力を整理します。

営業職で身につく専門スキル

営業職では、提案力、ヒアリング力、業界知識、数字を管理する力などが身についていきます。
お客様の課題を聞き取り、それに合った解決策を考え、わかりやすく伝える力は、実際の経験を通じて磨かれていきます。

就活・転職でも活かせる営業職で獲得できるスキル

営業職で身につく力は、営業だけで使えるものではありません。相手の話を聞く力、課題を整理する力、わかりやすく伝える力、目標から逆算して行動する力などは、業界や職種が変わっても活かしやすい力です。

たとえば、マーケティングでは顧客理解、企画ではニーズをもとにした改善提案、カスタマーサクセスでは契約後のフォローに活かせるケースがあります。

転職時にも、営業経験は「数字を意識して行動した経験」「相手に合わせて提案した経験」「社内外を巻き込んで仕事を進めた経験」として評価されることがあります。営業で得た経験は、次のキャリアを考えるうえでも選択肢を広げてくれる材料になります。

新卒で営業職を経験するメリット

新卒で営業職を経験するメリットは、ビジネスの流れを早い段階で体感できることです。
お客様が何に困っているのか、どんな基準で商品やサービスを選ぶのか、どのような提案に価値を感じるのかを現場で学べます。
また、成果が数字で見えやすい点も特徴です。
自分の行動が結果につながったときは成長を実感しやすく、うまくいかなかったときも改善点を見つけやすいでしょう。

営業職の働き方|残業・繁忙期・キャリアパス

営業職の働き方は、業界や会社によって違います。
ここでは、一般的に忙しくなりやすい時期やキャリアパスについて見ていきます。

営業職が忙しくなりやすい時期

営業職は、月末、四半期末、決算期、年度末など、目標数字の締めに近い時期に忙しくなりやすい傾向があります。
また、不動産業界であれば引っ越しシーズン、メーカーであれば新商品が出る時期など、業界特有の繁忙期がある場合もあります。

一方で、最近はオンライン商談やインサイドセールスを取り入れる企業も増えています。
営業職だから必ず長時間労働になる、というわけではありません。

※四半期:1年を3か月ごとに4つに区切った期間。
※決算期:会社の1年間の売上や利益などをまとめる時期。

営業職のキャリアパス

営業職のキャリアパスは、比較的幅広いのが特徴です。
社内では、営業担当からチームリーダー、マネージャー、営業企画、事業責任者などへ進む道があります。

また、営業経験を活かして、マーケティング、カスタマーサクセス、事業開発、人事などにキャリアを広げるケースもあります。「営業しかできなくなる」と不安に思う人もいるかもしれませんが、お客様理解や提案力は多くの仕事で活かせる力です。

※営業企画:営業活動をより効果的に進めるため、戦略や仕組みを考える職種。

新卒で営業職を目指すために必要な準備

新卒で営業職を目指すうえで、特別な資格が必須になることは多くありません。
ただし、就活前に準備しておくと役立つことはいくつかあります。

営業職に必要な資格・スキル

多くの企業では、営業職に特定の資格を必須としていません。入社後の研修や実務を通じて、商品知識や営業の進め方を学ぶ前提になっているためです。

ただし、業界によっては関連資格が評価されることもあります。不動産業界であれば宅建、金融業界であればFPなどが例として挙げられます。資格がないから営業職を目指せないわけではありませんが、志望業界が決まっている場合は調べておくと安心です。

※宅建(宅地建物取引士):不動産取引に関わる国家資格。
※FP(ファイナンシャルプランナー):お金やライフプランに関する相談に関わる資格。

学生のうちに準備できること

学生のうちは、特別な経験を作ろうとしすぎなくても大丈夫です。
大切なのは、自分の経験を「どのように考え、どう行動したのか」まで説明できるようにしておくことです。

アルバイト、サークル、ゼミ、インターンなど、どの経験でも構いません。人と関わった経験、目標に向かって工夫した経験、うまくいかなかったことを改善した経験があれば、営業職の選考でも伝えやすくなります。

営業職に向いているMBTIタイプ3選

ここでは、営業職と相性が良いとされやすいMBTIタイプを3つ紹介します。

営業職に向いているMBTI①:ENFJ(主人公型)

ENFJは、相手の気持ちをくみ取りながら、前向きに関係を築くことが得意なタイプとされています。
営業職では、お客様の悩みを聞き、信頼関係を作りながら提案していく場面が多いため、ENFJの共感力人を支える姿勢が活かされやすいでしょう。

営業職に向いているMBTI②:ESTJ(幹部型)

ESTJは、目標に向かって計画的に行動し、物事を着実に進めることが得意なタイプとされています。
営業職では、売上や契約件数などの目標を意識しながら、日々の行動を積み重ねる場面があります。特に、目標や役割が明確な営業組織では、自分の強みを活かしやすいでしょう。

営業職に向いているMBTI③:ESFP(エンターテイナー型)

ESFPは、人と関わることを楽しみ、その場の空気を明るくすることが得意なタイプとされています。
営業職では、初対面のお客様と話したり、相手に合わせて会話を進めたりする場面が多くあります。自然体で相手との距離を縮められる点は、信頼関係づくりの強みになります。

ここで紹介したMBTIタイプは、あくまで営業職と相性が良いとされやすい一例です。当てはまらないからといって、営業職に向いていないわけではありません。

たとえば、内向的なタイプでも、丁寧な準備や深いヒアリングを強みに営業で活躍している人はいます。反対に、外向的なタイプでも、相手の話を聞く姿勢がなければ苦戦することもあります。
MBTIは自己理解のきっかけとして使いながら、最終的には「どんな営業スタイルなら自分の強みを活かせるか」を考えることが大切です。

営業職の就活対策|ES・面接で評価されるポイント

営業職の選考では、特別な営業経験よりも、「どのように考え、行動してきたか」が見られやすいです。
ここでは、志望動機と自己PRの考え方を紹介します。

営業職の志望動機で伝えたいこと

営業職の志望動機では、「人と関わる仕事がしたい」だけで終わらせないことが大切です。

なぜ営業職なのか、なぜその会社なのか、その会社の営業で自分のどんな強みを活かせるのかまで伝えられると、説得力が増します。

営業職で活かせる自己PRの考え方

自己PRでは、派手な実績がなくても問題ありません。
営業職では、目標に向かって行動した経験、相手の立場で考えた経験、改善を続けた経験が評価されやすいです。

アルバイトで接客方法を工夫した経験、サークルで新入生を増やすために動いた経験、ゼミでチームの意見をまとめた経験なども、伝え方次第で営業職に活かせる自己PRになります。話すときは、「課題→行動→結果→学び」の流れで整理すると伝わりやすくなります。

営業職に関するよくある質問

最後に、営業職を志望する就活生からよくある質問を紹介します。

新卒で営業職になるのは難しい?

新卒で営業職を目指すこと自体は、難易度が高すぎるわけではありません。多くの企業で営業職の採用枠があり、文系・理系を問わず応募できる会社も多くあります。

ただし、人気企業や特定の業界では競争が激しくなることもあります。早めに企業研究を進め、自分の強みと営業職で求められる力を結びつけて伝えられるように準備しておきましょう。

資格がないと営業職は難しい?

営業職に就くために、必須の資格が求められるケースは多くありません。多くの企業では、入社後に研修や実務を通じて必要な知識を身につけていきます。

ただし、不動産や金融など、業界によっては関連資格が評価されることがあります。

営業職はきつい?

営業職がきついと言われることがあるのは事実です。目標数字へのプレッシャーや、断られる経験、お客様の都合に合わせて動く大変さはあります。

ただし、きつさの感じ方は企業や営業スタイルによって大きく変わります

たとえば、新しいお客様に提案する営業なのか、すでに取引のあるお客様を担当する営業なのか、個人向けなのか法人向けなのかによって、働き方や求められる力は異なります。

まとめ|営業職は仕事内容と向き不向きを知って選ぼう

営業職は、新卒で経験することで多くの学びを得られる職種です。お客様の課題を聞き、提案し、信頼関係を築く経験は、将来どのような仕事をするうえでも役立ちます。

一方で、目標数字へのプレッシャーや、断られる場面、お客様に合わせて動く大変さがあるのも事実です。だからこそ、「営業職はきつい」とひとくくりにするのではなく、仕事内容や営業スタイル、会社の育成環境まで見て判断することが大切です。

新規営業なのか、ルート営業なのか。法人営業なのか、個人営業なのか。
外回り中心なのか、内勤中心なのか。こうした違いを知ることで、自分に合う営業職を見つけやすくなります。

LINE はてぶ
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