- 公開日
- 2026.06.26
法人営業は新卒だときつい?向いている人の特徴・応募前の対策を徹底解説!
「法人営業に興味はあるけれど、新卒には“きつい”と聞いて不安」「自分に向いているのかわからない」と感じていませんか。
法人営業は大変に見える面もありますが、扱う商品や会社によって働き方は大きく変わります。
この記事では、法人営業がきついと言われる理由や向き不向き、新卒で目指すために確認したいポイントを解説します。
法人営業が新卒にきついと言われる理由
法人営業は、就活生から「成長できそう」「年収を上げやすそう」と見られる一方で、「ノルマが大変そう」「テレアポや新規開拓がつらそう」と不安を持たれやすい職種です。まずは、なぜ法人営業がきついと言われやすいのかを整理してみましょう。
法人営業がきついと言われやすい主な理由
法人営業がきついと言われる理由として多いのは、目標数字へのプレッシャーです。
法人営業では、個人やチームごとに売上や契約件数などの目標が設定されることがあります。目標があることで頑張りやすい人もいますが、数字を追い続けることに負担を感じる人もいます。
また、新規開拓のために行うテレアポがきついと感じる人もいます。電話で初めての企業に連絡をしても、担当者につながらなかったり、話を聞いてもらえなかったりする日もあるからです。
さらに、お客様である企業の都合に合わせて動く必要がある点も大変に感じやすい部分です。商談の日程変更や急な問い合わせなど、自分の予定通りに進まない日もあります。
※ノルマ:個人やチームで達成を求められる売上や契約件数などの目標数字のこと。
※テレアポ:電話で企業に連絡し、面会や商談の約束を取る業務。
新卒で法人営業を選ぶときの注意点
新卒で法人営業を選ぶときは、「法人営業」という職種名だけで判断しないことが大切です。
同じ法人営業でも、扱う商品、お客様の業界、営業の進め方、研修体制によって、1年目の働き方は大きく変わります。新規開拓が中心の会社もあれば、既存のお客様を担当するところから始める会社もあります。
説明会や面接では、「新卒1年目はどんな業務から始まりますか」「テレアポや新規開拓はどのくらいの割合ですか」「先輩社員に同行する期間はありますか」など、具体的に聞いてみましょう。
入社後の働き方を事前に知っておくことで、ミスマッチを減らしやすくなります。
法人営業とは?
仕事内容をわかりやすく解説
法人営業は、ただ商品を売る仕事ではありません。企業や団体が抱える課題を聞き、自社の商品やサービスを通じて解決策を提案する仕事です。
主な仕事内容
法人営業の役割は、自社の商品やサービスを必要としている企業に届け、その会社の課題解決をサポートすることです。具体的には、お客様企業について調べる、商談の約束を取る、悩みや要望を聞く、提案資料を作る、提案する、条件を交渉する、契約手続きを進める、導入後にフォローする、といった一連の仕事があります。訪問だけでなく、電話やメール、オンラインのやり取りを通じて関係を築いていきます。
営業というと「話す力」が注目されがちですが、実際には「聞く力」も大切です。相手の会社が何に困っているのか、どんな状態を目指しているのかを聞き出せなければ、相手に合った提案はできません。
※ヒアリング:お客様の悩みや要望を質問しながら聞き出し、整理すること。
※商談:お客様と提案内容や条件について話し合う打ち合わせのこと。

法人営業の主な種類
ひとくちに法人営業といっても、いくつかのタイプがあります。
ひとつは、新規開拓型かルート(既存)型かという違いです。新規開拓型は、まだ取引のない企業にアプローチして関係をゼロから作る営業で、ルート型はすでに取引のある企業を定期的に訪問し、関係を深めていく営業です。
もうひとつは、扱う商材の違いです。ITやSaaS、人材、広告などの「形のないサービス」を扱う場合と、メーカーや商社の「形のある製品」を扱う場合では、提案の進め方が変わります。
さらに最近は、マーケティング・電話やメールでの初期対応・訪問商談・契約後のフォローを分担して進める「分業型」の会社も増えています。すべてを一人で抱えるとは限らない、という点は知っておくと安心です。
※SaaS:インターネット経由で利用するソフトやサービスのこと。
※インサイドセールス:訪問せず、電話やオンラインで商談を進める営業スタイル。
新規開拓
まだ取引のない企業へアプローチし、新しいお客様との関係をゼロから築く営業です。 課題のヒアリングや提案を通じて信頼関係を築き、契約獲得を目指します。 行動力や提案力を活かしながら、自分で新しいビジネスを生み出せることが魅力です。
ルート営業
すでに取引のあるお客様を定期的に訪問し、関係を深めながら継続的な提案を行う営業です。 お客様の課題やニーズに合わせた提案を行い、長期的な信頼関係を築いていきます。 一社一社とじっくり向き合いながら、お客様の成長を支えることができる仕事です。
新卒・若手が最初に任されやすい仕事
新卒や若手の段階では、いきなり大きな契約を一人で任されることは多くありません。多くの会社では、段階を踏みながら法人営業の基本を身につけていきます。
最初は、先輩社員の商談への同行、議事録の作成、提案資料の準備、リスト作成やテレアポなどの「入口の業務」から始まるケースがあります。既存のお客様を担当する場合は、先輩が築いた関係を少しずつ引き継いでいくこともあります。インサイドセールスの部署に配属され、そこで経験を積んでから商談を任される会社も増えています。

法人営業に向いている人の特徴
ここからは、法人営業と相性が良いとされやすい人の特徴を見ていきます。
人の話をていねいに聞ける人
相手の会社の状況や課題を質問しながら整理することに抵抗が少ない人は、法人営業と相性が良い傾向があります。話す力よりも、まず聞く姿勢が活きやすい仕事です。
小さな改善をコツコツ続けられる人
提案の順番を変える、資料の見せ方を工夫するなど、毎回の商談を振り返って少しずつ改善できる人は、法人営業で成果が出やすいでしょう。法人の取引は結果が出るまで時間がかかることもあり、地道に積み重ねられる人に向いています。
相手の役に立つことにやりがいを感じる人
「企業の課題を一緒に解決したい」「相手のビジネスに貢献したい」という気持ちがある人は、お客様企業から感謝される法人営業の仕事に意味を感じやすいでしょう。

法人営業に向いていない人の特徴
「自分は法人営業に向いていないかも」と感じても、すぐに選択肢から外す必要はありません。苦手意識がある場合は、「人と話すことが苦手なのか」「数字を追うことが苦手なのか」「予定変更が苦手なのか」と要素に分けて考えてみましょう。合わない理由がはっきりすると、自分に合う営業スタイルや別の職種も見つけやすくなります。
人と関わることが極端に苦手な人
人と会うこと自体に強いストレスを感じる人や、できるだけ一人で仕事を進めたい人には、負担が大きくなる可能性があります。ただし、人見知りだから向いていないとは限りません。苦手の中身を分けて考えることが大切です。
自分のペースだけで仕事を進めたい人
相手企業の都合で日程が変わったり、急な相談が入ったりすることも多い法人営業は、予定外の対応にストレスを感じやすい人には大変に感じやすいかもしれません。一方で、変化がある分、飽きにくい仕事とも言えます。
向いていないと感じたときの考え方
新規開拓型、ルート型、インサイドセールスなど、法人営業の中にも多様なスタイルがあります。「法人営業全般が合わない」と決める前に、自分の苦手の中身を整理してみましょう。テレアポはつらくても、関係を深めるルート型なら合う、というケースもあります。
法人営業で身につくスキル
法人営業は、ビジネスの基本が身につきやすい職種とも言われます。ここでは、新卒で法人営業を経験することで身につく力を整理します。
法人営業で身につく専門スキル
法人営業では、提案力、ヒアリング力、業界知識、数字を管理する力などが身についていきます。相手企業の課題を聞き取り、それに合った解決策を考え、決裁者にもわかるように伝える力は、実際の経験を通じて磨かれていきます。
就活・転職でも活かせるスキル
相手の話を聞く力、課題を整理する力、わかりやすく伝える力、目標から逆算して行動する力は、業界や職種が変わっても活かしやすいものです。マーケティング、企画、カスタマーサクセスなど、次のキャリアを考えるうえでも選択肢を広げてくれる材料になります。
※カスタマーサクセス:契約後のお客様が成果を出せるよう支援する職種。
新卒で法人営業を経験するメリット
企業が何に困っていて、どんな基準で商品やサービスを選ぶのかを現場で学べる点が、新卒で法人営業を経験する大きなメリットです。お客様・自社・数字というビジネスの全体像が見えやすく、自分の行動が結果につながったときに成長を実感しやすいでしょう。
法人営業の働き方
|残業・年収・キャリアパス
法人営業の働き方は、業界や会社によって違います。
ここでは、忙しくなりやすい時期、年収の目安、キャリアパスを簡単に整理します。
法人営業が忙しくなりやすい時期
月末・四半期末・決算期など、目標数字の締めに近い時期は忙しくなりやすい傾向があります。
ただし、オンライン商談やインサイドセールスを取り入れる企業も増えており、移動が減ってきているのも事実です。法人営業だから必ず長時間労働になる、というわけではありません。
完全に在宅で完結するのは難しい傾向がありますが、出社とリモートを組み合わせる働き方も一般的になってきています。
※四半期:1年を3か月ごとに4つに区切った期間。
※決算期:会社の1年間の売上や利益などをまとめる時期。
法人営業の年収の目安
法人営業の年収は、会社・業界・成果報酬の割合によって大きく変わります。
求人サイト『求人ボックス』の求人統計データ(2026年6月22日更新)では、法人営業の平均年収は約498万円とされています。給与のボリュームゾーンは411万〜487万円ほどで、全体では334万円台から946万円台まで幅があります。勤務先や業界、経験年数、成果報酬の有無によって差が出やすい職種だと考えておくとよいでしょう。
法人営業は「基本給+インセンティブ(成果に応じた報酬)」の形が多く、ITや金融、不動産など単価の高い商材を扱う業界では平均600万円を超えることもあるとされています。個人営業と比べると契約単価が高くなりやすいため、成果が報酬に反映されやすい傾向があります。新卒の初任給は一般的な水準(月23万円前後が目安)から始まることが多い、と考えておくとよいでしょう。
※インセンティブ:売上や契約の成果に応じて支払われる報酬のこと。
法人営業のキャリアパス
法人営業の担当からチームリーダー、営業マネージャー、営業企画へ進む道のほか、マーケティングや事業開発、カスタマーサクセスなどへ広げるケースもあります。より単価の高い商材を扱う会社へ転職して年収を上げる人もいます。お客様理解や提案力は多くの仕事で活かせるため、「法人営業しかできなくなる」と心配しすぎる必要はないでしょう。
※営業企画:営業活動をより効果的に進めるため、戦略や仕組みを考える職種。
新卒で法人営業を目指すために必要な準備
新卒で法人営業を目指すうえで、特別な資格が必須になることは多くありません。ただし、就活前に準備しておくと役立つことはいくつかあります。
法人営業に必要な資格・スキル
多くの企業では、法人営業に特定の資格を必須としていません。ただし、不動産業界であれば宅建、金融業界であればFPなどが評価されることもあります。志望業界が決まっている場合は、関連資格を調べておくと安心です。
※宅建(宅地建物取引士):不動産取引に関わる国家資格。
※FP(ファイナンシャルプランナー):お金やライフプランに関する相談に関わる資格。
学生のうちに準備できること
特別な経験を作ろうとしすぎなくても大丈夫です。アルバイト、サークル、ゼミ、インターンなど、どの経験でも「どのように考え、どう行動したのか」まで説明できるように整理しておきましょう。相手の立場で考えた経験や、目標に向かって工夫した経験があれば、法人営業の選考でも伝えやすくなります。
法人営業に向いているMBTIタイプ3選
ここでは、法人営業と相性が良いとされやすいMBTIタイプを3つ紹介します。
法人営業に向いているMBTI①
:ENFP(運動家型)
人への興味と発想力が強みのタイプです。初対面の相手とも打ち解けやすく、相手の課題を前向きに捉えて提案に変えるのが得意なため、新規開拓や関係づくりの場面で力を発揮しやすい傾向があります。
法人営業に向いているMBTI②
:ESTJ(幹部型)
目標達成への推進力と段取り力が強みのタイプです。数字目標を計画に落として着実に追う進め方が、予実管理や継続的なルート型の法人営業と相性が良いとされます。
法人営業に向いているMBTI③
:ENTJ(指揮官型)
論理的に物事を組み立てる力が強みのタイプです。複数の担当者や決裁者が関わる法人特有の複雑な商談を、整理しながら合意へ導く動きに向いていると言われやすいタイプです。
ここで紹介したMBTIタイプは、あくまで一例です。当てはまらなくても、法人営業に向いていないわけではありません。内向的なタイプでも、聞く力やていねいな準備を武器に成果を出している人は数多くいます。MBTIは自己理解のきっかけとして使いながら、「どんな営業スタイルなら自分の強みを活かせるか」を考えることが大切です。
※MBTI:性格傾向を16タイプに分けて考える自己理解ツール。職種選びの参考にはなるが、適性を決めきるものではない。

法人営業の就活対策
|ES・面接で評価されるポイント
法人営業の選考では、特別な営業経験よりも、「どのように考え、行動してきたか」が見られやすいです。
ここでは、志望動機と自己PRの考え方を紹介します。
法人営業の志望動機で伝えたいこと
「人と関わる仕事がしたい」だけで終わらせないことが大切です。なぜ個人営業ではなく法人営業なのか、なぜその会社なのか、自分のどんな強みを活かせるのかまで伝えられると、説得力が増します。
法人営業で活かせる自己PRの考え方
派手な実績がなくても問題ありません。目標に向かって行動した経験、相手の立場で考えた経験、改善を続けた経験が評価されやすいです。話すときは「課題→行動→結果→学び」の流れで整理すると伝わりやすくなります。
法人営業に関するよくある質問
最後に、法人営業を志望する就活生からよくある質問を紹介します。
- 新卒で法人営業になるのは難しい?
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新卒で法人営業を目指すこと自体は、難易度が高すぎるわけではありません。多くの企業で法人営業の採用枠があり、文系・理系を問わず応募できる会社も多くあります。未経験から研修やOJTで育てる前提の会社がほとんどです。ただし、人気企業では競争が激しくなることもあるため、早めに企業研究を進めておきましょう。
※OJT:実際の仕事を通じて、先輩から仕事を教わりながら学ぶ育成方法。
- 個人営業と法人営業の違いは?
-
大きな違いは、相手が「企業」か「個人」かという点です。法人営業は意思決定する人が複数いて検討期間が長くなりやすく、論理的な説明や社内調整が求められます。一方で契約単価が高く、長期的な関係を築きやすい傾向があります。個人営業は意思決定が早く、相手の気持ちに寄り添う共感力が活きやすい仕事です。どちらが上ということではなく、性質が違うものだと考えるとよいでしょう。
- 法人営業はきつい?
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目標数字へのプレッシャーや、テレアポ・新規開拓で断られる経験、相手企業の都合に合わせて動く大変さはあります。ただし、きつさの感じ方は企業や営業スタイルによって大きく変わります。「どの部分が不安なのか」「どの営業スタイルなら合いそうか」を整理してから判断してみましょう。
まとめ
|法人営業は
仕事内容と向き不向きを知って選ぼう
法人営業は、新卒で経験することで多くの学びを得られる職種です。企業の課題を聞き、提案し、信頼関係を築く経験は、将来どのような仕事をするうえでも役立ちます。
一方で、目標数字へのプレッシャーや、テレアポ・新規開拓で断られる場面、相手企業に合わせて動く大変さがあるのも事実です。だからこそ、「法人営業はきつい」とひとくくりにするのではなく、仕事内容や営業スタイル、会社の育成環境、年収の仕組みまで見て判断することが大切です。
新規開拓が中心なのか、既存のお客様を担当するのか。個人営業との違いはどこにあるのか。こうした違いを知ることで、自分に合う法人営業の形を見つけやすくなります。
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yuyama
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