ウェディングプランナー
公開日
2021.12.08

ウェディングプランナー

ウエディングプランナーとは、新郎新婦の希望に沿った結婚式を総合的にプロデュースする職業のこと。ブライダル業界では、知名度No1の仕事であり、幸せの象徴である結婚式を演出する仕事とあって根強い人気があるのです。

ウェディングプランナーの仕事は、新郎新婦と話し合いを重ねながら理想の結婚式の企画・準備、当日の進行管理まで多岐に渡ります。主な所属先は、結婚式場やホテル、ブライダル専門のプロデュース会社。

形式的な式場や宴会場を貸し切って披露宴を行うことはもちろん、少人数でアットホームなレストランウェディングやハウスウェディング、海外ウェディングといった需要も高まっており、ウェディングプランナーの活躍の場は広がっています。

新郎新婦にとって一生の宝物となる1日をプロデュースするウェディングプランナー。責任のある仕事である反面、多くの人に感謝される、やりがいある仕事と言えるでしょう。

評価・満足度

総合評価 3.0
平均年収
350万円
最高年収
1,000万円
やりがい
3.0
給与・年収
3.0
専門性
3.0
将来性
3.0
休日・待遇
3.0

ウェディングプランナーの主な仕事内容

人に喜ばれる仕事として知られるウェディングプランナー。具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。

接客・営業

ウェディングプランナーの最初の仕事は、結婚式場に見学、説明を聞きに訪れた客に対する接客、営業です。自社を選んでもらえるよう、会場の特徴や人気のプランなどを紹介・提案します。個別に接客をする場合もありますが、ブライダルフェアと呼ばれるイベントを開催することもあるでしょう。

ウェディングプランナーは日取りや予算、人数、希望の演出、企画についてヒアリングし、実現できることを客に提案。見積もりを出したり、競合他社に勝つための特典をつけたり、差別化します。

それによって客に生涯最高の思い出となる結婚式を「ここでやろう」「この人に任せよう」と決めてもらうことこそ、ウェディングプランナーの役割と言えます。

打ち合わせ

結婚式を行うと決めてくれた新郎新婦と、詳細の打ち合わせを開始。

日程、予算、人数、企画、料理、レイアウト、BGM、ドレスなどの詳細を新郎新婦とともに決めていきます。式を企画する上では、招待客の人数も重要になるため、招待状のアドバイスや準備も同時進行する必要があるでしょう。

ここで大切なのは、ウェディングプランナーにとって数ある結婚式の一つでも、新郎新婦は唯一で最高の結婚式を求めているということ。打ち合わせ途中で変更があったり、新郎新婦が迷うこともあるでしょう。

親身になって新郎新婦により添い、2人にとって生涯忘れられない結婚式になるよう尽力するのが、ウェディングプランナーの役割と言えます。

事前準備・手配

式の日取りが決まったら、何をいつまでに準備すればよいか綿密な計画を立て、着実に実行するのもウェディングプランナーの重要な仕事。

必要な備品や機材の手配、司会者やフォトグラファー、照明・音響・式場スタッフの手配も行います。衣装の相談や親族の宿泊手配、結婚式の前撮りに立ち会うこともあるのです。

式の内容や規模にもよりますが、ウェディングプランナーが準備・手配するものは多岐に渡ります。そのため、挙式の数カ月前から準備を進めることが多いでしょう。

結婚式当日の運営・管理

結婚式当日、責任を持って式全体の進行管理をするのもウェディングプランナーの仕事です。新郎新婦にとって最も大切な日であり、ウェディングプランナーにとっても仕事の喜びとやりがいを感じる日

新郎新婦のお出迎えから始まり、機材や備品、引き出物、装花、ウェディングケーキ、テーブル上の招待客の名前など会場内を最終チェック。式の最中も、タイムスケジュール通りに進むよう指揮命令・管理をします。

また、緊張している新郎新婦のそばで、次の動きを案内。思わぬトラブルがあっても柔軟に対処できるよう、常に気を配ります。

アフターケア・片付け

結婚式が終わっても気は抜けません。会場の片付けや機材の返却などをスタッフに指示します。週末は特に立て続けに結婚式が行われることもあるため、次の式に支障がないように復元する必要があるのです。

また、清算についての事務作業を終えてから新郎新婦をお見送りします。長い準備期間を経て、生涯思い出に残るステキな結婚式になったかどうか、新郎新婦の心のアフターケアも忘れずに行いましょう。

ウェディングプランナーの年収

ウェディングプランナーの平均年収は、350万円前後と日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。そして勤務する式場運営会社やホテル、その立地によっても給与はまちまち。

ウェディングプランナーの仕事は、営業的な要素も強く、契約数に応じてインセンティブが発生することもあります。女性が多い職場であることから、産休・育休制度など福利厚生が充実している会社も多く、出産・育児を経て復帰し働いている人も多数。

女性の役職者も多いため、リーダーや主任、マネージャーへと昇格すれば給与も目に見えてアップします。役職を持ったり、新規顧客の多く獲得したり、大規模な結婚式を担当することで、年収1,000万円を超える人もいるのです。

一方で基本給が安かったり、契約数が少ないと稼げなかったり、ノルマがきつい企業もあります。目標をクリアしないとインセンティブが出ない企業もあるため、企業選択の際には、自分のスキルや希望する働き方を考慮する必要があるでしょう。

また最近では、フリーランスのウェディングプランナーとして活躍する人も増えてきました。フリーランスであれば、会場や所属する企業の制約に捉われずに、新郎新婦の希望に沿った企画・演出ができます。フリーランスであれば、集客次第では高収入も可能です。

責任が重く、業務内容も多岐に渡るにもかかわらず、給与が見合っていないと感じる人も多いウェディングプランナーの仕事。しかし多くの人の幸せな瞬間を創り出し、そこに立ち会える仕事とあって、給与面以外の喜びも大きく、満足度の高い職業と言えるでしょう。

ウェディングプランナー に求められるスキル

幸せな結婚式を演出する、華やかなイメージの強いウェディングプランナー。活躍するためにはどのようなスキルが求められるのでしょうか。

マナー全般

ビジネスマナーは社会人であれば、誰しも必要なスキル。しかしブライダル業界は他業界と比較しても厳しいビジネスマナーが求められます。立ち振る舞いや言葉遣い、礼儀などの基本的なビジネスマナーはもちろん、婚礼に関する知識やマナーも必須です。

新郎新婦とそのご家族や上司、友人などさまざまな世代、さまざまな職業・役職の人を相手にするウェディングプランナー。礼儀がなっていなかったり、言葉遣いが雑であったりすると、大切な結婚式のプロデュースを任せてはもらえないでしょう。

プランニング力

ウェディングプランナーは、新郎新婦の理想の結婚式を企画しプロデュースするのが仕事。そのためプランニング力は必須でしょう。形式的な結婚式ではなく、2人ならではの個性的な式を求める人も多く、どんな式になるかはウェディングプランナーの企画力次第。

「こういう企画にしたい」とはっきり希望がある新郎新婦もいれば、なんとなくのイメージしかなかったり、希望が決まっていなかったりする新郎新婦もいます。その場合は特に、新郎新婦と打ち合わせを重ねながら、理想の結婚式を形にしていくプランニング力が重要。

そのためウェディングプランナーは、常日頃から情報収集したり、評判の良いプランを調査したり、勉強しておくことで、プランニング力を磨く必要があるでしょう。

マルチタスク能力

ウェディングプランナーは、マルチタスクに対応できる能力が必要になるでしょう。たとえば、同時に何組もの新郎新婦の結婚式を担当することがあります。

また、結婚式のプロデュースにおいては、同時に複数の手配や準備を進めなければなりません。一つでも抜けがあると結婚式当日の進行がうまくいかないこともあり、ウェディングプランナーの仕事は責任重大なのです。

そのためウェディングプランナーは、同時にいくつものタスクを進行できるマルチタスク能力が必要になります。

ウェディングプランナーに役立つ資格・スキル・経験

ウエディングプランナーになるために、必ずしも資格は必要ありません。未経験から応募できる求人も多く、大学・短大・専門学校・高校の新卒として就職するほか、他業種から転職する人もいます。

では、ウェディングプランナーとして活躍するのに役立つ資格はあるのでしょうか。

ブライダルプランナー検定

ブライダル業界での就職を目指す人が受験するブライダルプランナー検定。母体はアメリカで、世界各地のブライダル業界で活躍する専門家で構成される団体が主催しています。日本はもちろん海外のウェディング事情についても学べるため、ワールドワイドなウェディングプランナーとして活躍したい人におすすめ。

ブライダルプランナー検定2級は、日欧米のブライダルの基礎的な知識を問う問題で構成されており、選択式のマークシート方式。

ブライダルプランナー検定1級は、日欧米のブライダルの基礎知識に加え、接客応対能力、言葉遣い、プロモーション・プレゼンテーション能力を問う問題で構成されており、選択式のマークシートと記述形式で出題されます。

受験資格はなく、誰でも受験できるため、学生や異業種からの転職希望者が多数受験。まだウェディングプランナーとして働いたことのない人や、実務経験の少ない人向けの資格であるため、レベルアップするために取得する人も多いでしょう。

1級に合格すると、申請することによりアシスタント・ブライダルプランナー資格が取得できます。メリットとしては、協会のツールを使用できたり、資格所持を証明できるライセンスバッジを貸与してもらえるため、ステータス証明にも使えるでしょう。

ブライダル・コーディネート技能検定

ブライダル・コーディネート技能検定とは、公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が実施する国家検定です。ブライダル業界で必要な実務知識や専門知識を問う検定で、ブライダル業界への就職を目指す学生や社会人向け。学科試験と実技試験とで構成されています。

ブライダル・コーディネート技能検定3級は、ブライダルに関する基礎知識とニーズのヒアリングと既存商品の提案ができるレベル。受験資格は以下のいずれかに該当することです。

  • ブライダル事業に従事している人
  • ブライダル事業に従事しようと考えている人

ブライダル・コーディネート技能検定2級は、プロのブライダルコーディネーターとして挙式マネジメントができるレベル。受験資格は以下のいずれかに該当することです。

  • ブライダル・コーディネート技能検定3級合格
  • 実務経験3年以上
  • アシスタントブライダルコーディネーター検定に合格した方

ブライダル・コーディネート技能検定1級は、ブライダルコーディネートに関する深い知識を持ち、マネジメントにも関わるレベル。受験資格は以下のいずれかに該当することです。

  • ブライダル・コーディネート技能検定2級合格後に実務経験2年以上
  • 実務経験7年以上
  • ブライダルコーディネーター養成講座を修了し実務経験2年以上

ウェディングプランナー資格

ウェディングプランナー資格とは、日本能力開発推進協会が実施する民間の資格。ブライダルや接客に関する基礎知識、プランニングに関する能力など、ブライダル会場での各種業務の知識を備えていることを証明する資格です。

日本能力開発推進協会の認定教育機関が実施している講座カリキュラムを修了後、在宅にて受験可能で難易度は低め。筆記試験のみ。日本全国の結婚式会場でブライダルプランナーとして仕事をしたい人におすすめの資格です。

ウェディングプランナーの仕事の厳しさ

ウェディングプランナーは、未経験からでも目指せる人気の仕事。やりがいや達成感を味わえる仕事ですが、大変なこともあります。ウェディングプランナーの仕事の厳しさについて、以下に解説します。

責任が重い

ウェディングプランナーの仕事は、非常に責任が重くプレッシャーのある仕事です。結婚式は、新郎新婦にとって人生の一大イベントであり、お金も時間も多く費やします

関わる人も非常に多く、家族親戚はもちろん、友人、職場の上司など大切な人が集まる機会。それだけに新郎新婦の結婚式にかける思いは強く、素晴らしい結婚式になれば生涯感謝されることでしょう。

一方で、ウェディングプランナーがミスをしたり、トラブルがあったり、良い企画にならなければ、クレームにつながることもあります。企画の途中でキャンセルになることもあれば、結婚式後にクレームが入ることもあるのです。他のスタッフによるミスや機材のトラブルであっても、クレームはウェディングプランナーに入るでしょう。

新郎新婦にとって大切な日をプロデュースするウェディングプランナーだからこそ、客から求められるレベルも高く、責任の重い仕事なのです。

体力的につらい

ウェディングプランナーの仕事は、体力的にもハード。日中は事務事業や手配などを行い、打ち合わせは、新郎新婦の仕事終わりの夜や土日に多く入ります。結婚式も多くが土日や祝日。

結婚式当日は早朝から会場のセッティングや準備、手配が立て込み、式が終わってからも片付けや事務作業があります。繁忙期や式が多く入る時期には休日返上で仕事をすることも。

そのため、ウェディングプランナーの仕事は、日々の勤務時間が長く、休みも取りづらく、体力的に大変な仕事と言えるでしょう。

ノルマがきつい

ウェディングプランナーには、目標となる売上や制約件数が設定されています。新郎新婦の希望に沿うだけでなく、式場を運営し、企業を存続させるためには、売上が必須なのです。

見学やフェアに訪れた客に対して成約してもらえるよう、自社の魅力や式場の良さをPRする必要があります。成約した新郎新婦に対しても、特典を案内したり、演出の追加をしたり、料理をプラスしたりと、顧客単価を上げる提案をするのです。

「新郎新婦の喜ぶ顔が見たい」だけでは、ビジネスとして成り立たないため、営業活動は必要。営業が苦手な人にとってはノルマがきつく、つらいと感じるでしょう。

ウェディングプランナーに向いている人

ウェディングプランナーは、営業からプランニング、式当日の運営まで幅広い仕事を担います。では、どんな人がウェディングプランナーに向いているのでしょうか。

人を喜ばせるのが好きな人

ウェディングプランナーは、常に人と接し、人のために動く仕事。そのため、人と接することが好き、人を喜ばせるのが好き、接客が得意、といった人が向いているでしょう。

新郎新婦はもちろん、結婚式に招待された全ての人が幸せになれるよう、ウェディングプランナーは企画や演出を考えたり、残業してでも長い時間をかけて準備します。結婚式当日も滞りなく進行するよう、緊張感を持って忙しく駆け回るのです。

そのため、「人を喜ばせたい」「新郎新婦の幸せのために働きたい」と、人に喜んでもらえることをモチベーションに働ける人がウェディングプランナーに向いていると言えます。

ポジティブな人

ウェディングプランナーの仕事には、何事も前向きに捉えられるポジティブな人が向いています。新郎新婦にとって満足できる結婚式になるよう、誠心誠意を尽くすウェディングプランナーの仕事。一方で、さまざまなタイプの人を相手にするため、トラブルやクレームになることもあります

特に結婚式は、誰しも理想があり、高いお金をかけているため、求めるレベルも高くなるのです。トラブルやクレームがあっても心を込めて対応し、切り替えて前向きに次の仕事に向かえる人が、ウェディングプランナーに向いているでしょう。

また、ウェディングプランナーの仕事には営業的な側面もあるため、ノルマが達成できず、落ち込むことやつらいこともあります。それでも新郎新婦の前では、明るく前向きに振る舞わなければなりません。暗い表情をしていたり、営業成績のことばかり考えていたりすると、新郎新婦にも伝わってしまうでしょう。

幸せの象徴でもある結婚式を手掛けるウェディングプランナーは、常に前向きでポジティブに人と接する必要があるのです。

妥協しない人

ウェディングプランナーは、物事に妥協せず、向上心をもって取り組める人が向いています。ウェディングプランナーは何度も結婚式をプロデュースしますが、目の前の新郎新婦にとっては一回の結婚式が全て

そのため、「このくらいでいいかな」と妥協せずに、「もっと満足してもらうにはどうしたらいいか」と、常に向上心を持って考えられる人がウェディングプランナーに向いていると言えるでしょう。

どんな人に対しても親身に関わり、妥協せず、目の前の結婚式を最高のものにしようと全力を尽くすことが、ウェディングプランナーには必要なのです。

ウェディングプランナーになるには

ウエディングプランナーになるために、特別な資格や学歴は必要ありません。しかし人気職種であるため、競争率も激しい傾向にあります。では、ウェディングプランナーになるには、どのような道があるのでしょうか。

大学・短大から目指す

ウエディングプランナーは通常、学歴を問われることはありません。しかし人気職種であるがゆえに、ブライダルの知識のある、大卒・短大卒を優先して採用することもあります。特に大手ウエディング会社は、大学卒を優先的に採用することも。

大学や短大のツーリズム・インターナショナルコミュニケーション学科、国際観光学科、経営学科などで、ブライダルの仕事の基礎を学べると、ブライダル業界への就職に有利となるでしょう。

また、大学・短大であれば、ブライダルの知識だけではなく、ビジネス、語学、マネジメントなどの一般教養についても幅広く学べます。そのため、ウェディングプランナーとしてはもちろん、社会人として役立つ知識・教養が身につくメリットがあるのです。

このように、大学や短大でブライダル業界に関する知識とともに、幅広い一般教養を身につけてから、ウェディングプランナーを目指す人もいるでしょう。

専門学校から目指す

最近では、ブライダル業界に特化した専門学校も増えてきました。高校を卒業する時点でブライダル業界への就職を希望している場合は、専門学校へ入学する選択肢もあります。

専門学校では、ブライダルについての総合的な知識が学べ、実習や設備も充実。チャペルや披露宴会場などで本物さながらの実習が体験できるのは、専門学校ならではのメリットです。

インターンシップや研修制度も設けられており、提携先の結婚式場で実際の業務を体験できます。就職や資格取得のサポートが充実しているのも嬉しいポイントです。

このように専門学校で知識を身につけ、研修や実習などで現場を経験してから、ウェディングプランナーを目指す人もいるでしょう。

異業種から目指す

異業種で働いていたけれど、ウェディングプランナーの仕事に転職したいと考える人もいます。基本的なビジネスマナーや営業・接客スキルなどを持ち合わせていると、ウェディング業界でも歓迎されるのです。

その場合、社会人向けの夜間のブライダルプランナースクールに、働きながら通うのも一つの選択肢。専門学校や大学などの学費より安く、短期間で集中してウェディングプランナー業務の基礎が学べます。

養成スクールでひととおり知識を習得した上で、ウェディングプランナー資格の取得を目指す人もいるでしょう。

ウェディングプランナーは未経験からでも活躍できる職種。異業種で働いた経験を活かしてウェディングプランナーを目指す人もいるのです。

ウェディングプランナーのキャリアパス

晴れてウェディングプランナーとして働き始めたら、3年後、5年後、10年後はどのようなキャリアを描いているでしょうか。

まず、ウェディング会社や結婚式場に所属し、マネジャーや支配人などの管理職を目指す選択肢が一つです。新郎新婦のために結婚式をプロデュースするのはもちろん、マネジメントや部下の育成などの業務比率が大きくなります。一つでも多くの幸せな結婚式をプロデュースできるよう、組織や会場全体を盛り上げていくポジションとなるでしょう。

現場で結婚式をプロデュースするウェディングプランナーとして、スペシャリストを目指す人もいます。より良い企画、より素晴らしい演出、もっと新郎新婦に喜んでもらえるように、とウェディングプランナーを極める道です。マネジメントや人材育成に関わるより、現場で新郎新婦と接するのが好きな人向けのキャリアパスと言えるでしょう。

組織の中でウェディングプランナーのスペシャリストを目指すのも一つの選択肢ですが、中にはフリーランスのウェディングプランナーとしてスペシャリストを目指す人もいます。フリーランスであれば、企業や式場の制約にとらわれず、新郎新婦の理想の結婚式をプロデュースすることに集中できるでしょう。

昨今ではSNSを利用して集客しやすくなっているため、フリーランスのウェディングプランナーも増えてきています。プロデュースする組数や予算枠を自分で決めて営業している人も。こだわりのある結婚式を望む新郎新婦のために、持ち前のプランニング力で、2人だけのオリジナル結婚式をプロデュースするのです。

また、ウェディングプランナーとしての企画力、接客力、ビジネスマナー、マーケティング力などを活かして、キャリアチェンジ人もいます。結婚式ではなく、多種多様なイベントをプロデュースするイベントプランナーの道もあるでしょう。スタイリスト、フラワーアレンジメント、メイク、衣装といったブライダル関連の他職種に就く人もいます。

ウェディングプランナーは幸せや華やかさが目立つ一方で、たゆまぬ努力、気遣い、そしてさまざまな能力を必要とする職種です。幅広い知識・スキルを身に付けることで、ウェディングプランナーが輝けるステージは無数にあると言えるでしょう。

評判・口コミ

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