「ガクチカ」の書き方完全ガイド!すぐに書き始められる例文有!
公開日
2025.12.19

「ガクチカ」の書き方完全ガイド!すぐに書き始められる例文有!

就職活動を進める上で必ず耳にする「ガクチカ」。
多くの学生が悩むガクチカの見つけ方、書き方を基本から分かりやすく解説し、パターン別の例文を紹介します!

あなたの魅力がしっかり伝わる「ガクチカ」を一緒に作っていきましょう。

ガクチカとは

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略です。エントリーシートや面接で企業が最も重視する質問の一つと言っても過言ではありません。

企業が知りたいポイント

企業がガクチカを知りたい理由は、あなたがどのような人物で、入社後にどのように活躍してくれるかを知るための1つです。特別な成果だけを求めているわけではありません。一つの経験に対して、

・何を課題だと考えたか(課題発見力)

・目標達成のためにどう行動したか(主体性・実行力)

・その経験から何を学び、どう成長したか(学び・再現性)

といった点を抑え、あなたがその経験を通してどのように考え、工夫し、成長してきたかを知りたいと考えています。
つまり、経験の大小よりも、その経験の中でどんな変化があったかを伝えることが大切です。

ガクチカになりやすい経験の例

ガクチカでは、どんな経験も伝え方次第で魅力的になります。ここからは、実際に多くの学生が題材にしている経験のパターンを紹介します。

・ゼミ・研究室での活動:チームでの論文執筆、研究発表、フィールドワークなど

 

・部活・サークル活動:目標達成(例:大会での勝利、部員数の増加)、課題解決(例:練習方法の改善、メンバー間の対立解消)、役職経験(例:部長、会計)など

 

・アルバイト:売上向上への貢献、新人教育、業務効率化の工夫、顧客満足度を高めるための取り組みなど

 

・学業:難易度の高い資格の取得、特定の分野での成績向上、独学でのスキル習得(例:プログラミング、語学)など

 

・長期インターンシップ:与えられた課題や目標に対する取り組み、業務改善の提案、社員との協働経験など

 

・ボランティア活動:社会課題への取り組み、イベントの企画・運営など

 

・留学・語学学習:異文化への適応、語学力向上に向けた具体的な努力、現地での交流経験など

 

・趣味や個人での活動:ブログ運営、動画制作、作品コンテストへの応募、SNSでの発信活動など継続して取り組んだ経験

重要なことは経験の中の「自分で課題を見つけ、目標を立て、工夫して行動した」エピソードです。このポイントを抑えれば素敵なガクチカを作成することができます。

ガクチカの構成要素

ガクチカでは「経験の内容」そのものよりも、「課題をどう捉え、どう行動し、そこから何を学んだのか」が重要です。では、その魅力を採用担当者にしっかりと伝えるためには、どのように構成すればよいのでしょうか。

ガクチカは、次の4つの要素を押さえて書くと、あなたの経験がより伝わりやすく、印象に残るものになります。

1.結論(What)

あなたが学生時代に最も力を入れたことは何かを最初に簡潔に述べます。「私が学生時代に最も力を入れたことは、〇〇です」と、はじめに、取り組みのテーマを一言で伝えます。

 

例)私が学生時代に最も力を入れたことは、カフェでのアルバイトにおいて、接客品質を向上させ、お客様の満足度を高めたことです。

 

2.動機・課題(Why)

なぜそれに力を入れようと思ったのか、その背景にある動機や、取り組む前にどのような課題があったのかを説明します。ここを具体的に書くことで、あなたの主体性や課題発見能力を示すことができます。

 

例)当時、SNSの口コミで「スタッフによって接客にばらつきがある」というご指摘が増え、リピーターの減少が大きな課題でした。私は常連客の笑顔が好きだったため、「私が改善して、お客様がまた来たいと思える店にしたい」と強く動機付けられました。

 

3.行動(How)

その課題に対して、あなたが具体的にどのように考え、行動したのかを述べます。チームでの役割や、自分なりに工夫した点などを盛り込むと、あなたの人柄や能力が伝わりやすくなります。

 

例)私はまず、お客様50名にアンケートを実施し、「笑顔が少ない」「おすすめがない」という具体的な課題を特定しました。その上で、自作の接客マニュアル(3つの笑顔のポイントと5つのメニュー提案例)を考案し、他のアルバイト10名に共有。シフトイン前に5分間のロールプレイングを毎日実施し、スタッフ全員の接客レベルの均一化に努めました。

 

4.結果・学び(Result&Learn)

あなたの行動がどのような結果につながったのか、そしてその経験を通じて何を学び、今後どのように活かしていきたいのかを説明します。結果は、可能であれば具体的な数字で示すと説得力が増します。

 

例)その結果、お客様アンケートの「接客に関する満足度」が、60%から90%へと大幅に向上しました。さらに、半年後のリピーター率も15%増加しました。この経験から、課題を定量的に分析し、具体的な解決策を実行することで、人を巻き込みながら成果を最大化する重要性を学びました。

 

数値化が難しい場合でも以下のように工夫すると十分に成果を伝えられます。

 

第三者からの評価:「顧問の先生に感謝された」「お客様から直接お礼を言われた」

変化や改善:「前年より参加者が盛り上がった」「運営の引き継ぎがスムーズになった」

継続性や応用:「翌年以降も取り入れられた」

書き方のポイント|文字数別

ガクチカは200〜300字/400字/600〜800字など複数パターンの指定があります。本文ではまず書きやすい400字型を土台にして、要素を足し引きする方法を紹介します。文字数が短い場合は要点を凝縮、長い場合は背景や根拠を丁寧に広げるのがコツです。

200〜300字の場合『要点を絞り、結論を明確に』

短い文字数では、「行動」と「結果・学び」に絞って伝えることが重要です。

・結論を最初に:

「〇〇に力を入れました」と最初に明記します。

 

・動機や課題は一言で:

背景説明は最小限にし、「〇〇という課題に対し」のように簡潔に述べます。

 

・最も重要な行動を一つだけ:

複数の行動は書かず、成果に直結した最も重要な取り組みを一つだけ書きます。

 

・結果と学びを凝縮:

「この経験から〇〇を学びました」と、得たスキルを学びを明確に示して締めくくります。

400字の場合『基本の型で、ストーリーを伝える

最も標準的な長さの400字では、これまでお伝えした「結論 → 動機・課題 → 行動 → 結果・学び」の4要素をバランス良く盛り込み、あなたの人柄が伝わるように構成します。

・課題の具体性:

 なぜそれに取り組もうと思ったのか、具体的な課題や目標を明確に示します。

 

・行動の工夫: 

課題に対して、あなた自身がどのように考え、工夫して行動したのかを具体的に書きます。

 

・結果の客観性: 

結果は可能であれば、数字を用いて客観的に示すと説得力が増します。

 

・学びの再現性:

 その経験から得た学びが、入社後にも活かせるものであることを示唆します。

600〜800字の場合『具体性と人柄を肉付けする』

長い文字数が求められる場合、400字の基本構成に具体的なエピソードやあなたの感情を加えて、文章を豊かにしていきます。

・課題の深掘り:

課題に直面したときの困難さや心境を具体的に書くと、読み手の共感を得やすくなります。

例)

「初めてリーダーを任され、意見が対立する中で“自分にまとめる力があるのか”と不安を感じました。しかし、チーム全員が納得できる形で前に進みたいという思いから、まず自分が動こうと決めました。」

 

・行動の具体描写:

周囲との関わり方や、課題を乗り越えるためにどんな工夫をしたかを具体的に描きましょう。

例)

「メンバーの意見が対立したときに、双方の考えを整理して共通点を見つける話し合いを提案しました。」

 

・結果の詳細化: 

結果は数字で示すのが基本ですが、それに加えてチームや周囲へのポジティブな影響を書くと印象が深まります。

全10チーム中2位の評価を受け、特に“意見の多様性を活かした発表構成”が高く評価されました。議論を整理する力が認められたことが、自信につながりました。

 

・学びの発展:

学びを単なる振り返りで終わらせず、「自分の強みに変わったこと」と「それをどう活かすか」**まで踏み込むと、説得力が増します。

 

例)

「この経験を通じて、異なる意見の中でも全員が納得できる形を導くためには、冷静に情報を整理し、対話を重ねることが大切だと学びました。今後はこの調整力を活かし、社内外のメンバーと協働しながら課題解決を進められる人材を目指します。」

すぐに使える!ガクチカ例文集!

ガクチカについての概要は理解できましたか?

ここからは、400字型の例文をパターン別に紹介します。
基本の流れは「結論→課題→行動→結果・学び」。
これをベースに、指定文字数が短いときは行動を1つに絞る/背景を一言に、長いときは経緯や工夫を少し詳しく書くと調整してみてください。

パターン別(ゼミ・研究室での活動)

私が学生時代に最も力を入れたことは、所属する社会学ゼミでの共同論文執筆です。5人のチームで「地域活性化におけるSNSの役割」をテーマに研究しましたが、当初は各々の意見が対立し、議論が停滞しました。私はこの課題を解決するため、まず全員の意見を可視化して共通点と相違点を整理し、その上で各々の強みを活かせる役割分担を提案しました。具体的には、データ分析が得意な人、現地調査が得意な人など、作業を細分化することで全員が主体的に関われる環境を整えました。結果、チームは一体感を取り戻し、最終的には教授から「学生のレベルを超えた深い考察だ」との高評価を得ることができました。この経験から、多様な意見を調整し、チームの成果を最大化する力を学びました。

パターン別(部活・サークル活動)

大学のバスケットボール部で副部長として、チームの守備力強化に尽力しました。私たちのチームは攻撃力は高い一方、失点の多さが課題で、地区大会ベスト8の壁を越えられずにいました。私は課題克服のため、過去の試合映像を全て分析し、失点パターンを洗い出しました。その上で、個々の弱点を克服するための練習メニューを作成し、練習後には短いミーティングを開いて守備意識の共有を徹底しました。当初は厳しい練習に戸惑う仲間もいましたが、対話を重ねることで目標への意識を統一できました。結果、チームの平均失点を15点減らすことに成功し、目標であった地区大会ベスト4進出を達成しました。この経験から、課題分析力と目標達成に向けた実行力を養いました。

パターン別(アルバイト)

イタリアンレストランのアルバイトで、新商品のパスタの注文数を2倍に伸ばすことに貢献しました。私が働く店舗では、シェフが考案した新商品の注文が伸び悩んでいました。原因は、商品の魅力がお客様に伝わっていないことだと考えた私は、手書きのポップ作成を店長に提案しました。商品のこだわりや、お勧めの食べ方などをイラスト付きで紹介したポップをテーブルに設置したところ、お客様の目に留まる機会が増えました。さらに、注文を伺う際に「本日のおすすめです」と一言添える接客も徹底しました。その結果、1ヶ月後には注文数が2倍になり、店舗の売上向上に貢献できました。この経験を通じ、課題の原因を分析し、主体的に解決策を実行する重要性を学びました。

パターン別(学業)

難関資格である応用情報技術者試験の合格に向けて、計画的な学習に力を入れました。独学で挑戦しましたが、膨大な試験範囲と低い合格率から、当初は何から手をつければ良いか分からず途方に暮れました。そこで私は、まず過去10年分の問題を分析して頻出分野を特定し、そこから逆算して半年前から詳細な学習計画を立てました。毎日3時間の学習時間を確保し、進捗状況を可視化するためにアプリも活用しました。特に苦手な分野は、参考書だけでなく動画教材も利用して多角的に理解を深めました。この計画的な学習を粘り強く続けた結果、一度の挑戦で合格することができました。この経験から、高い目標に対して計画を立て、着実に努力を継続する力を身につけました。

パターン別(長期インターンシップ)

ITベンチャーの長期インターンシップで、自社メディアの記事作成を担当し、検索順位の向上に貢献しました。当初、私が執筆した記事は検索順位が上がらず、アクセス数も伸び悩んでいました。社員の方からSEOの基礎を学び、上位記事を徹底的に分析した結果、読者の検索意図と記事内容のズレが原因だと突き止めました。そこで、キーワードの再選定と構成案の練り直しを提案し、読者の悩みに具体的に答える内容へと記事を全面的に修正しました。その結果、担当した記事が検索順位で1位を獲得し、月間アクセス数を3倍に伸ばすことができました。この経験から、現状を分析して課題を発見し、粘り強く改善を続けることの重要性を学びました。

パターン別(ボランティア活動)

地域の子ども食堂で、イベント企画リーダーとしてクリスマス会の運営に尽力しました。例年の課題は、参加する子どもたちが固定化していることでした。より多くの子どもたちに参加してもらうため、私はSNSでの告知活動と、近隣の小学校へのポスター掲示依頼を新たに提案・実行しました。また、子どもたちの満足度を高めるために、事前にアンケートを取り、要望が多かった「お菓子作り体験」を企画の中心に据えました。準備段階ではメンバー間の意見対立もありましたが、対話を重ねて目的を共有し、一丸となって準備を進めました。結果、前年比1.5倍の子どもたちが参加し、アンケートでも高い満足度を得られました。この経験を通じ、周囲を巻き込み、目標を達成する力を養いました。

パターン別(留学・語学学習)

大学2年次に参加したカナダへの語学留学で、「現地の友人を10人作る」という目標を立て、異文化理解に努めました。当初は語学力の壁や文化の違いから、現地の学生の輪に入れず苦労しました。しかし、受け身では何も変わらないと考え、まずは日本文化を紹介するイベントを自主的に企画し、寮の友人たちを招きました。また、大学の日本語クラスに足を運び、学習の手伝いを申し出ることで交流のきっかけを作りました。拙い英語でも積極的に自分の意見を伝え、相手の話を真摯に聞く姿勢を貫いた結果、最終的には国籍の異なる12人の友人ができ、一緒に旅行に行くほどの関係を築けました。この経験から、困難な状況でも主体的に行動する重要性と、真の異文化理解力を学びました。

パターン別(趣味や個人での活動)

趣味である動画制作において、映像コンテストでの入賞を目標に3分間の短編作品を制作しました。大学の友人2人を誘い、私が監督と編集を担当しました。しかし、制作過程で表現したい世界観について意見が衝突し、作業が一時中断しました。私はこの状況を打開するため、各自がインスピレーションを受けた映画や音楽を持ち寄る機会を設け、対話を通じてイメージのすり合わせを行いました。撮影や編集で壁にぶつかった際は、専門書を読んだりオンライン講座で学んだりして乗り越えました。粘り強く制作を続けた結果、目標であったコンテストで審査員特別賞を受賞しました。この経験から、チームの意見をまとめ上げる調整力と、目標達成のために貪欲に知識を吸収する姿勢が身につきました。

ガクチカ作成に使える!キーワード紹介!

ガクチカであなたの強みを効果的にアピールするためのキーワードをカテゴリー別に紹介します!

これらの言葉を使いながら具体的なエピソードを交えて説明することで説得力が増し、より魅力的なガクチカを作成できるでしょう。ただし、これらの言葉をそのまま書くのではなく、具体的な行動や結果とセットで使うことが大切です。参考にしてみてください。

例)
×「自ら率先しました。」
◎「週1回の改善案ミーティングを自ら始めました。」

【主体性・実行力】
主体性
自ら率先して、積極的に、課題意識を持ち
実行力
有言実行、最後までやり遂げる、粘り強く
行動力
まずはやってみる、フットワークが軽い
巻き込む力
周囲に働きかけ、協力を仰ぎ、リーダーシップを発揮し

 

【課題解決能力】
課題発見能力
問題の本質を見極め、原因を特定し
分析力
現状を分析し、データを基に、客観的に判断し
論理的思考力
筋道を立てて考え、仮説を立て、検証し
改善・提案力
新しい方法を提案し、効率化を図り、改善を重ね

 

【協調性・チームワーク】
協調性
チームの一員として、連携し、一体感を高め
傾聴力
相手の意見に耳を傾け、真意を汲み取り
調整力
意見の対立を乗り越え、合意形成を図り、潤滑油となり
貢献意欲
チームのために何ができるかを考え、縁の下の力持ちとして

 

【粘り強さ・継続力】
継続力
毎日コツコツと、習慣化し、地道な努力を続け
忍耐力
困難な状況でも、諦めずに、粘り強く取り組み
目標達成意欲
高い目標を掲げ、最後までやり抜く

ガクチカを作成する際に注意したいこと

最後に、ガクチカを作成する際に誤解を生みやすいテーマやNG例を紹介します。

やりがちなNGパターン

ガクチカを作成する際に、意外と多くの人がやってしまう“惜しい書き方”を紹介します。どれも少し意識を変えるだけでぐっと伝わりやすくなるので、例を見ながらチェックしてみましょう

・誇張しすぎてリアリティがない
例)
私は個人で500億円を稼ぎ出し、日本の景気を回復させました。
私は世界を変えるAIを発明し、その功績でノーベル賞候補になりました。

・理論立てが弱く、時系列が分かりづらい
例)
参加者を増やすために色々試しましたが、結局何が要因で成功したのかは不明です。
私は課題解決に奔走しましたが、行動の順序や成果の因果関係は説明できません。

・成果や学びが曖昧で「頑張りました」で終わっている
例)
私はアルバイトで一生懸命働き、努力の大切さを学びました。
私は部活で頑張り抜いた結果、多くの方に感謝され、感動しました。

・個人の成果ばかりを強調し、チームワークを無視している
例)
チームの意見は全て無視し、自分の力だけでプロジェクトを成功させました。
勝利のためには、チームメンバーの犠牲も厭わない推進力を発揮しました。

・主体性が見えず「やらされた感」になっている
例)
教授から指示された通りに研究を行い、無事に単位を取得しました。
必修のボランティアに参加し、与えられた作業を忠実にこなしました。

ガクチカ作成の際のよくあるQ&A

ガクチカが思いつきません。どうすればいいですか?

小さな経験でもOK。「課題を見つけた→工夫して取り組んだ→成長できた」という流れがあれば立派なガクチカになります。

アルバイトしか書けることがありません。大丈夫ですか?

問題ありません。大事なのは規模ではなく、取り組み方と学びです。

結果が出なかった経験をガクチカにしていいですか?

良いです。むしろ「失敗から学んだこと」を誠実に語れると高評価につながります。

ガクチカは1つしか用意しなくていいですか?

志望企業や面接官に合わせて、2〜3パターン持っておくと安心です。

実際にガクチカを作ってみよう!

今までのポイントを抑えつつ実際に書き始めてみましょう!

STEP 1

思い出せる経験をまず箇条書きしてみましょう

1. 思い出せる活動を5〜10個書き出す

例:
・ゼミで研究内容をまとめた
・アルバイトで教育担当をした
・サークルでイベント運営した
・留学で文化交流をした
・大学祭で企画を担当した
STEP 2

その中から「課題に向き合った経験」をピックアップする

うまくいかなかった瞬間/困った瞬間/成果が出た瞬間/しんどかった瞬間 を思い出して、経験の中からエピソードを絞っていきましょう。

例:
・新商品が売れずに悩んだ
・部活で意見がまとまらず困った
・留学先でうまく馴染めずしんどかった
・サークル運営が回らず焦った
STEP 3

「結論→動機→行動→結果・学び」でメモを埋める

STEP2で選んだ経験ができたら、次は話せる形に整理していきます。以下の4つの順番に沿って埋めるだけで自然とストーリーになります。

結論(どんな経験?)

動機(なぜ取り組んだ?)

行動(どんな工夫をした?)

結果・学び(どう変わり、何を得た?)
例:
結論:新商品の販売促進に力を入れた

動機:注文が少なく課題だと感じた

行動:POP作り・声掛け方法の改善・分析

結果:販売数が25%増えた/挑戦の大切さを学んだ

最後に

企業が知りたいのは、経験の大きさではなく、
どんな課題に向き合い、どう考え、どう行動し、何を学んだのかというプロセスです。
目立つ実績や大きな成果である必要はありません。

まずは、これまでの経験を一つだけ選び、
うまくいかなかった場面や悩んだ瞬間を思い出してみてください。

そして「何に取り組み、なぜ動き、どんな工夫をし、何を得たのか」を
メモ程度で構いませんので書き出してみましょう。

完璧な文章を目指す必要はありません。
その一歩が、あなただけの相手に伝わるガクチカをつくるスタートになります。

LINE はてぶ
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